夕昏をひとり

Gihren

2008年10月06日 18:28




ふらふらと流れてここに来た。
ふと立ち止まってみた

―夕焼けが海に溶けようとしていたから―

どんなに景色が変わろうとも、変わらないだろう。
今も-昔も-明日も、永遠に同じことを繰り返していく。

街の景色も、行きかう人の心も変わっていく

―変わらないなんてものは、何一つない―

それでも、海から産み出されてやがて溶けていく
この繰り返しは変わらずに続いていくだろう。

―僕は大丈夫だよ、変わらずにいつもの場所にいるから―










【松任谷由美/夕闇をひとり】
このSSを撮ったときに浮かんだのがこの曲でした。
遠い記憶なんですが、この頃のユーミンってあんまヒット曲
なかったような感じがします。
女の子とのドライブには必須になる直前の時代―
この頃って、よく中島みゆきと比較されてましたね。
でも、ユーミンの歌もかなり暗いもんがあるような気がします。
ただ、中島みゆきがそのままであるとするならば、ユーミンは
オブラートに包んで(荒井由美時代はティンパンアリーという
凄腕のオブラートでした)いるという感じですね。
すうっと口の中に入ってきて、効いてくるって―そんな感じで。

追記・・
撮影地のリンク取りに行ったら、かなり地形が変わってしまっていてw
とりあえず、リンクはやめました―このままこの時の風景ということで。


景色